- AUG
- 13
- 2009
デザインの事
posted by :bxoxnx, comment : 0
僕はデザイン(表面的なスタイリングという意味でのデザイン)について、専門的に教えてもらった事がありません。
ですから、日々新しくlaunchされていくサイトをじっくり見たり、色んな雑誌や本を読んで、お!とおもったものを記憶にとどめて使ってみたりと、主に模倣と組み合わせで自分なりの形に作り上げていくという方法をとってきました。
もちろん、右脳的な発想から生まれるアーティスティックな作品にはすごく憧れがありますが、そんな何も無いところから降ってわいた様に閃きが起こることは稀だし、日常的にそういった閃きを感じた記憶があまりありません。ほとんど今まで感じた閃きは何かの組み合わせから起こっていたように思います。
だからこそ色んな要素の組み合わせをたくさん試して、気持ちよいものを見つけるほうが可能性が高い。
そのため、たくさん色んなデザインに触れて、とにかく膨大な引き出しをつくることを心がけています。
ただ、そうやって作り出すものも、世の中の第一線で制作されているものや、自分がこころ打たれるようなサイトと比較すると、何か足りていない、何か違うという感覚を持ってしまう事が多いです。そういうものから吸収してきた引き出しの中身を組み合わせて、気持ちよいものを作っているのに、違う。
そう思い悩んでいた時に、試しにデザインの基礎的な理論をのぞいてみようと思い立って、Non designers design bookという本を買ってみました。実は昔一度、本屋で手に取って眺めたことがあったのですが、当時は「知らないうちにやってることばっかり」という印象が強く、購入には至りませんでした。
実際に読んでみると、昔感じたように「知らないうちにやっていることばっかり」なんですが、それらが「近接」「整列」「反復」「コントラスト」というものなのか、と意識するようになりました。
今まで自分は、引き出しの中身を組み合わせて「気持ちよいもの」をつくるために、それらの法則を知らず知らず利用していました。しかしそれは感性であって理論ではありません。それっぽくすることは出来ても、そこに明確な法則をつくって応用することが出来ません。なんとなく、になってしまう。それは今日できた事が、明日できなくなってしまう可能性を孕んでいるように思えます。
ですがその法則を「意識」してみると、それが何故そこにあって、そういう形をしているのかを具体的な言葉にすることが出来るし、理解することも出来る。不思議なことにいろんなデザインの見え方も変わりました。
もちろん感性だって大事な要素のハズ。でも意識と感性、両方の目をもって見ないと見えない線があるような気がします。
この「意識」の差が僕の悩みを解決してくれるかどうかはまだわかりませんが、感性ばかりがピックアップされがちな(僕の頭の!)中で、こういう見方もあるんだという良い経験になりました。よりよいデザインが出来るように、今日出来た事が、あたりまえのように明日も出来るように、少し億劫になりがちな理論の部分にも興味を広げて楽しんでいきたいと思います。
Category : think

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